2014年5月20日火曜日

地名の由来


 本ブログのタイトルにも使われている、「王子神谷」という名称。

 ここで告白しますが・・・

 実は、「王子神谷」という地名は、ありません。

 はは・・・。
 
 じゃあ、なんでそんな名前を使っているの?
 
 これは、地下鉄の「王子神谷」駅からとったもの。

 「王子神谷駅」の名称は、隣り合った地名、王子と神谷に由来するものと思われます。本ブログがあえて「王子神谷」を使っているのは、地下鉄の王子神谷駅に対する愛着からです。

 では、もともとの地名である「王子」と「神谷」の由来について、みてみましょう。

 「神谷」の地名の由来については、Wikipediaに以下の記述があります。

「元々「かみや」ではなく「かにわ(は)」と呼ばれる地域だった。旗本文書には「賀仁和村」「加仁波之郷」と表記されており、江戸時代には「神谷」で「かにわ」と読ませることが多かった。隅田川あるいは荒川で蟹が捕れたことから蟹庭(かにわ)と呼ばれていたというのが通説である。曲亭馬琴は『兎園小説』や』『曲亭雑記』において、旧名梶原新田の「梶原」が「かぢはら」→「かぢは」→「かには」と転訛したものだと考察する。1926年(大正15年)に王子電気軌道神谷橋駅が「かみやばし」の読みで設置されたことを契機に、読みも「かみや」に移行した。」(Wikipedia

 これによると、「神谷」の地名は、神様とは特段関連するものではないようです。昔の地名はこういうものですよね。

 また、「王子」の地名の由来については、王子信仰に基づくものだそうです。

「王子信仰の隆盛とともに、王子信仰の社がある場所が王子の地名で呼ばれることが増え、王子の地名が全国に広がった。 東京都北区の王子もその一つで、若王子権現の社(現王子神社)があったことからついた地名である。また同じく東京の八王子は、地名の起こりである八王子城が八王子権現の社(現在の八王子神社)が祀られた山に築城されたことに由来している。」(Wikipedia

 王子様とは関係ないらしいですね。逆にこちらのほうが神谷様と関係するようです。

 ちなみに、あの日本を代表する製紙会社である、「王子製紙」の「王子」は、創業の地である「王子」に由来するそうです。
 
 地名の由来に着目すると、さらにその地域に対する愛着が沸いてきますね♪